坂下組のあゆみ

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坂下組のあゆみ

創業期

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大正時代、鉄道の登場により社会が大きな転換期を迎えていた頃、軍馬育成施設の御用商を務めていた創業者 坂下政芳が倉庫建設の依頼を請け負ったことが坂下組の始まりだといわれています。この完成により軍部から建設業者としての信用を得ることに成功し、次々と軍部関係の工事を請け負い、会社の土台を築きました。

「坂下組」を名乗り始めたのは昭和3年頃。軍の仕事を請負う一方、地域社会に順応し、農業土木や林道工事などにも仕事の幅を広げていきます。

昭和10年(1935)には、小林小学校の講堂『みどり会館』の建設を担当。当時、県内最大級の木造軸組工法の建造物として、地域住民の注目を集めました。

その後、小林市を拠点としながら昭和12年(1937)新田原飛行場や鹿児島県伊佐市大口の十曽ダム等の大規模工事や難工事に携わり、完成に貢献したことで坂下組の建設業に対する信念が世間の方々に伝わっていきます。

また、この頃の工事は人力が主でしたが現場の効率化を見据え、先端技術の活用にいち早く着手。昭和37年(1962)に導入したD50アングルドーザーは、当時の建設業界では初の試みで、草分け的な存在だったと言われています。

成長期

戦後になると、国や地方公共団体が大量の失業者救済のために行った道路整備などの土木事業を行い、坂下組も多くの公共事業を担当。

他方、教育基本法が施行され、新校舎建設、既存建築物の修繕・改築など校舎建設の波が広がっていきました。坂下組も昭和26年の細野小学校・飯野中学校を皮切りに、鳥田町小学校、小林高校、国富中学校、小林小学校、小林中学校、小林工業高校、真幸中学校など多くの校舎を手がけています。

さらに医療施設の施設基準等を定めた医療法が制定され、戦争により破壊されたり閉鎖されたりした医療施設の復興も始まりました。坂下組は飯野病院、日通病院、小林市結核病棟の施工を担当しました。

戦後の公共工事は、こうした生活の基盤を支えるための施設作りがほとんどでしたが、それまで土木工事を中心にやってきた坂下組にとって建築分野においても皆様からの信頼を築き上げられる機会となりました。この頃から坂下組は土木と建築を両輪に力強い歩みを刻み始めたのです。

地域社会への貢献

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会社の基盤が安定し始めると、地域に育てていただいた恩を還元しなければならないという思いから、地域貢献活動を積極的に行うようになりました。

小林市南小学校には昭和26年(1951)に滑り台付きの放送塔を、昭和63年(1988)にはアスレチック一式を寄贈。平成4年(1992)には小林市文化会館建設を請け負い、完成に合わせてグランドピアノの寄贈を行っています。平成6年(1994)には加世田の実家近くにある日枝神社の改築を引き受け、寄贈。また、南さつま市(旧加世田市)で行われる「吹上浜砂の祭典」では協賛企業として長年にわたり寄付を行いました。

挑戦し続ける坂下組

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昭和58年(1983)頃から港湾工事にも本格的に進出。平成元年(1989)には宮崎新港のプロジェクトに参加した他、宮崎空港の滑走路延長工事にも参画しました。また、串間市の福島港も施工する等、港湾関係の仕事はしばらくの間、坂下組の事業の中で大きな位置を占めました。

土木事業としても、これまでの経験を生かし、国県道のトンネル工事や橋梁をはじめ、昭和51年(1976)から約20年間は「大規模林業圏開発林道」事業も請け負いました。

昭和60年(1985)頃からは、現代的な生活の提案としてマンション建築にも力を入れています。当時の先進的な技術開発によって工期と工事費を抑えたローコストマンションを実現。その後も実績を着実に積み重ね、その約40年後にあたる令和2年(2020)には、宮崎でも最大級と言われる高級マンションを建設しました。さらに、築き上げてきた技術力を評価いただき、宮崎県内外でホテルや文化会館、デパート、病院、大学、県警本部、庁舎など大型施設を中心に建築事業はますます成長を見せています。

建設現場における生産性の向上や品質の確保の重要性が叫ばれる中、坂下組は平成後期より宮崎県内で先駆けてICT施工に着手。ドローンを積極的に導入し、測量や3Dデータ作成技術を蓄積している他、建築分野においてもBIM(Building Information Modeling)による図面作成を行うなど、常に新たな挑戦に取り組んでいます。

100年を目指す坂下組。
これからも、「伝統と歴史のもとに、継続的な発展と次世代への伝承を行うため、常に相違・工夫・改善を行います」の経営理念のもとに進み続けます。

社長ヘルメット

※写真出典:『ふるさとの思い出 写真集 明治・大正・昭和 宮崎』(株式会社国書刊行会、昭和56年)

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