土木という仕事を通じて、生活を支えるものをつくっているという自負があります。私の場合、これまで主に東九州自動車道関連の工事や、橋梁工事等を担ってきました。 また、土木は「地図を変えられる仕事」だと思っているので、その思いが日々の原動力になっていますね。
土木分野には高校時代から関心がありました。その中で、「働くなら地元宮崎で」という点は決まっていました。仕事自体はどこでもできるのでしょうが、どうせやるなら生まれ育ったところのまちづくりをしたかったんです。 それに、高校卒業後に福岡県の予備校に通っていた際、宮崎とのインフラの差を痛感しました。その時の経験もまた、地元の建設会社で勤めたいという思いを強くしてくれましたね。
どの工事も思い出深いのですが、特に宮崎市清武町の船引川八幡(はちまん)前橋上下部工事が印象に残っています。 現場の近所にお住いの女性が、工事にとても関心を寄せてくださり、工事の様子を毎日写真で記録してくださっていました。その方とお話をしたり、差入れをいただいたりしながら施工していたのですが、橋が通れるようになったときにはその女性にお声掛けをして、一番に渡ってもらったんです。 そのときに言っていただいた「ありがとう」が忘れられないですね。
今、勉強が大変だと思いますが、就職してからも初めて経験することや学ぶことが多い業界です。失敗が許されないため緊張感も求められます。 しかし、仕事は辛いことと楽しいことの側面があり、その両方を繰り返しながら工事を続け、完成した時の達成感は格別ですよ。そして、その仕事を地域の方から喜びの声をいただけたら、なおさら幸せです。 ぜひ、社会に求められている仕事を通じて、一緒にこの達成感を味わいませんか?