社員BLOG

ホーム >  社員BLOG >  DXと建設業②

DXと建設業②

投稿日:2021/08/26

地方中小の建設会社でもDX推進を!

…との思いで、今年に入ってからDXに関する記事を執筆し始めた私MEGANE。

前回の記事からしばらく空いてしまったので、久しぶりにDXについて触れたいと思います。

DXの意味については、以下過去記事をご覧ください。
「DXと建設業」
「今押さえておきたいDXのキホン」

 

さて、本日ご紹介するのは、国土交通省による技術調査「インフラ分野のDX」。
DXのこと、そして今後の目指すべき道がとてもわかりやすくまとめられています。

今日は、いくつかある資料の中から、令和2年7月29日付の「インフラ分野におけるDXの推進について」のあらすじをシェアさせていただきます。

インフラ分野におけるDXの推進について

 

■基幹テクノロジーの動向
まず、(現代社会の)基幹テクノロジーに関する以下3つのキーワードが整理されています。

  • 5G(データの高速通信)…超高速、超低遅延、多数同時接続の実現
  • AI(データの認識・判断)…画像解析の充実、今後は言語拡大の拡大
  • クラウド(データの保存処理)…企業のシステムのクラウド移行が加速

 

■インフラ分野のDX
次に、インフラ分野のDXについて、次の3つの側面から見るDXについて解説されています。

  • 「行動」のDX…対面主義にとらわれない働き方。現場からウェアラブルカメラ等で撮影した模様を、発注者が事務所にてリアルタイムで確認する等。
  • 「知識・経験」のDX…現在のICT建機による施工を行う段階から、技術者のノウハウをAI学習用データ化し、AI搭載建機による自動施工へ発展させる等。
  • 「モノ」のDX…BIM/CIM(※)により、干渉部位を可視化する、3Dモデルから数量を自動算出する等。

※BIM はBuilding Information Modeling、CIMはConstruction Information Modeling / Managementの略称。CIMは、建築分野でのBIMを建設分野に拡大導入させたもので、地形や構造物などの 3 次元化全体を指して「BIM/CIM」と呼ばれている。

 

■インフラ分野のDXの効果

そして、次の3つの立場に対するインフラ分野のDXの効果が紹介されて…

  • 国民…公共事業への理解の浸透、災害による被害の軽減等の実感
  • 業界…安全で快適な労働環境の実現、建設業の誇りと魅力の向上
  • 職員…在宅勤務などの働き方の実現、所掌横断的な対応の実現

 

■インフラ分野のDX施策の柱立て(案)

最後に、今後のDX施策について以下の通りまとめがなされています。

インフラのデジタル化 × リアルデータの取得 × ストックデータの活用 を通じ、「デジタルデータ活用を前提とした各種基準類の見直し」を進め、次の5点を実現する。

  1. 建設生産プロセスの変革による抜本的な安全性や生産性の向上
  2. 維持管理・許認可等公物管理の省人化・高度化
  3. 防災・減災対策の高度化
  4. インフラ分野の新しい働き方の創造
  5. オープンイノベーションによる新たな価値の創造

 

いかがだったでしょうか。DXを用いて新しい時代が到来するイメージが湧く資料ではないかと思います。

 

坂下組の皆さん、これまで宮崎県内でもいち早くICT施工やBIMの導入に取り組んでいただいておりますが、引き続き積極的に先端を目指して走り続けましょう!
(最後は、社内に向けたメッセージになってしまいました。)

 

ちなみに、国土交通省「インフラ分野のDX」の一連の資料は、以下ウェブサイトからご覧いただけます。
「インフラ分野のDX」

最後に、こちらのバナーのクリック・タップをお願いします。

カテゴリ

アーカイブ

坂下組について 事業紹介 工事実績 お知らせ 採用情報 社員BLOG 資料ダウンロード お問合せ