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延岡の畳提

投稿日:2017/01/14

数年に一度の最強寒波のニュースを観るたびに、宮崎に生まれてよかった…と思うんですが、 北陸や東北の方々は、大変ですね。

今日明日は大学センター入試試験も行われるとのことですが、 受験生の皆さんが、少しでも寒波の影響を受けずに力を発揮できることを祈っています!

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さて、今日は延岡市の歴史遺産『畳提』の話題を。
皆さん、『畳提』ってご存知ですか? 『畳提』とは、大正末期から昭和初期にかけて延岡市の川中地区付近の五ヶ瀬川堤防上に構築された、 コンクリート製の型枠です。

大雨が降り、水が堤防を越えそうになったら、近隣の住民たちが自分たちの家や備え付けの畳を持ってきて、 その型枠にはめ、川の水が堤防を越えるのを食い止めます。

畳提の高さは60cmあり、畳を横にした時の約3分の2です。 はめ込みの隙間は7cm空いていて、当時の畳の厚みの約5センチに対して2cmの余裕があるそうです。

これは、畳が水を含んだ時に畳が膨らむことを計算して、造られているそうです。
延岡市は、市内に4つの大きな川が流れ込み「水郷のべおか」と称されるほど水が豊かな土地です。
その反面、土地が低いことも重なり、昔から大きな水害にも悩まされてきた為、こういった知恵が生まれたのでしょうね!

ちなみに、全国で『畳提』と名の付くものは、延岡市以外にも岐阜県の長良川、兵庫県の損保川でしか 確認されていないそうなのですが、
その中でも延岡市の畳提が“日本で最初の畳提”と推測されているそうです。

今日は、延岡市の歴史についてでしたが、私もU野支店長に聞いて初めて畳提のことを知りました!
家にあるものを使い、自分たちの住む町を守るその考えと知恵に凄く感心すると同時に、 こういうまだまだ知らない地元の歴史って沢山あるんだろうな〜っと思ったところです。

あっ、ちなみに地元の歴史で思い出しましたが、私が最近知った地元歴史を簡単にもう一つ。

お正月の遊びで思い出されるものと言えば色々とあると思いますが、 その中に『凧あげ』を思いつく方もいらっしゃると思います。
その凧あげですが、実は日向市が『凧あげ発祥の地』と言われているそうです。

日向市美々津から神武天皇をお見送りする際に、お舟出の風向きを調べるため、 凧をあげたと古事記に記されていることからそう言われているそうですよ。
知っていたら言いたくなる地元の歴史!また何かあればブログで紹介させてください(^^)!

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