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坂下組のキャッチコピー

投稿日:2017/08/24

今週21日(月)より、二件の受入事業を実施しています。


まずは、ポチっとお願いします。

1つは、「リーダー養成研修(宮崎県教育研修センター事業)」として、宮崎市立生目台中学校の先生が2週間の研修にいらっしゃっています。

もう1つは、都城工業高等専門学校より建築学科2名の学生さんが1週間のインターンシップです。

それぞれに対して、目的に合わせたプログラムを企画いたしておりますが、私MEGANEはリーダー養成研修の先生に、「建設業の役割と特徴」について
お話しさせていただくこととなりました。

 


(写真はイメージです)

 

その準備をする中で、「建設業の使命は何か」という問いを設定したわけですが、恐らくこの業界の大半の方はこのようなことを回答されるのではないでしょうか。

「建設業の使命は、国民生活を支える社会資本の整備であり、安全性と利便性の両面から暮らしの質を高めるための構造物を建設すること」

私も、今回のお話で上記の通りご説明差し上げようと思ったのですが、その際にふと次の疑問が浮かんだのです。

 

「社会資本ってなんだ?」

 

もちろん、「それはインフラだ」とか「生活の基盤だ」等と言えばそれまでなのですが、そういった言葉の置き換えではなく、社会資本が何者なのかを具体的に説明したく思い、
原点に返って「資本」という言葉を改めて調べてみることとしました。
すると…

【資本(経済学的な解釈)】
土地・労働と並ぶ生産要素の一。過去の生産活動が生み出した生産手段のストックで、工場・機械などの固定資本や原材料・仕掛品・出荷前の製品などの流動資本からなる。(後略)
(大辞林 第三版)

危ない…。 恥ずかしながら「資本が生産要素の一つである」という明確な認識が今までありませんでした。知ったかぶりで話すところだった、と安心した矢先…

「あれ、生産要素っていう言葉を今まで聞いたことあったっけ?」
(かなり無知な私。)

言葉の蟻地獄にはまってしまいました。
しかし、せっかくの機会だったので、この言葉についても調べ直してみることに。

【生産要素】
生産活動の本源的な要素であって,一般に土地,資本,労働を生産の3要素という。労働が能動的な要素とすれば,土地,資本は受動的要素であり,後者を生産手段と呼ぶ場合もある。
また土地および労働は本源的生産要素であるのに対し,資本は人間によってつくられた「生産された生産手段」である。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

なるほど。

こうして改めて言葉を紐解いていくと、資本とは「新たな生産のために投入される、過去の生産活動が生みだした生産物のストック」であり、
社会資本とはその「生産」が産業的に利益を生むためだけのものではなく、さらにその根本にある国民・市民の生命活動の遂行に間接的に貢献する土台のようなものであるのだなぁ、再認識できました。

 

「夢をかたちに」「思いをかたちに」というキャッチコピーがつきがちな建設業ですが、今回改めて見つめ直した私たちの使命を考えていくと、よりしっくりとくる、そして皆さんに私たちのことを
ご理解いただける言葉が見つかりそうな気がしてきました。

来年迎える創業90周年を機に、坂下組にも新しいキャッチコピーをつけられないか、考えていきたいと思います。個人的に。

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